第20回 / アニオンギャップ(AG)

1 アニオンギャップ anion gap(AG)

 

目的:

 

代謝性アシド−シスのケースで

 

陽イオン(+)と陰イオン(−)の差(ギャップ)を見る。

 

@ギャップが正常値

 

Aギャップが正常値を超えて増大

 

に分けて考える。

 

計算式:

 

AG=Na − (Cl + HCO3)
   陽イオン       陰イオン

 

正常値(基準値):

 

8〜16mmol(15で考えると便利)

 

@AG<15→AG正常の代謝性アシド−シス

 

AAG>15→AG増大の代謝性アシド−シス

 

2 AGの分解

 

@AG正常の意味は、

 

AG=Na − (Cl + HCO3)

 

アシド−シスなのでHCO3は↓

 

Clが↑となれば相殺され、(Cl + HCO3)の値は変わらず。

 

※AGが正常とは、Clが上昇したことを意味する。

 

AAG増大の意味は、

 

AG=Na − (Cl + HCO3)

 

HCO3が↓なのに、Clが変化しなければ、

 

(Cl + HCO3)の和は↓ → AGは増大する。

 

※AG増大とは、Clが上昇しなかったことを意味する。

 

3 AGと疾患

 

@AG増大型の代謝性アシド−シス

 

・乳酸アシド−シス
・糖尿病性ケトアシド−シス
・尿毒症
など

 

AAG正常型の代謝性アシド−シス

 

・尿細管性アシド−シス(RTA)
・下痢

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